ようやく現れた、ハーウッドの前妻、メイシー・クレイ。
お墓を墓地に安置すべく、彼女と関係を深めましょう。

※しつこいようですが、メイシーがハーウッドの妻だったということは、公式で明確に設定されているわけではありません。

「こんばんは、メイシー」
「・・・だれ? あたしのこと知ってる人?」
「うん、ボクはハーウッド・クレイ。君のことをよく知ってるよ・・・懐かしいな・・・メイシー」
「クレイ? あたしのおじい・・・親戚かなんか? あたし気づけばここにいて、死んだことしか覚えてないんだ。でも、アンタ・・・なんだろう? なんか・・・?」

やっぱりハートが飛びました。
まあそうよねえ。

「まあいいや。今更、自分がどうだったとか知ってもしょうがないし。で、何か話でもあるの?」
「ボクは君にゆかりがある者でね、君に会えるのを待っていたんだ」
「ふーん、なんかよくわかんないけど、ありがと」

これまでのプレイで、ハーウッドの魅力スキルはそこそこあがってますし、メイシーも特質はかなり素直。
適当にフレンドリーコマンドを選んでいるだけで、あっという間に友好ゲージがあがります。

メイシー眠かったみたいだけど、とりあえず墓をゲットできるまで付き合ってくださいな。

「そろそろ朝だね。戻んなきゃ」
「・・・そうだね」

「墓の件だけどさ、別にあたしはどっちでもいいよ。ここにいるのに何か理由があるんだろうけど、肝心の自分がそれを忘れちゃってて」
「うん」
「覚えてないのって、自分が何でもないのと一緒だね。何でもないなら、どこにいても同じだもんね?」
「・・・」
「なら、あたしよりあたしを覚えてるアンタ・・・ハーウッドに任せる」
「メイシー」
「よろしく。じゃあね」

メイシーは煙になってお墓に消えました。

そして、ランドリー裏のお墓は消えたのでした。

さて、墓地のどこに埋葬しようかね、と思っていたら、「オー・マイ・ゴースト」のチャンス。
墓石を科学研究所にもっていって、ゴーストを世帯にいれるアレです。

そうかい、ハーウッド。

最初は、「なんだ、新旧妻2人をはべらせてウハウハか!」とか、若干、憤慨していたんですが、ハーウッドは、なんかもっとフラット。

彼は別に今の家庭を壊そうってわけじゃないんです、きっと。もともと、そういう方面に気力を向けるキャラじゃないですし。

相変わらずサブリナとは仲睦まじくて、誰かにロマンチックコマンドをしかけられてもお断り。メイシーと会話している時も、特に恋愛方面の感情があるわけでもなさそうで・・・。

まあこの辺は、雰囲気というか、プレイしている手触りというか、そういう主観的に曖昧なものでしかないのですが。

メイシーの墓を回収するというのも、もとはと言えば、プレイヤーが勝手に決めた方針ですから、むしろ「オー・マイ・ゴースト」がタイムリーに出たことにびっくりしたくらいで。

なんだろうね。

明け方に帰ってきたハーウッドは夢の中。
サブリナは、風邪気味のフィリップを病院に連れてきています。

その後、いつもの場所で合流。

そうそう、前回のフランセスカに引き続き、「お気に召すまま」のキャロラインも移住させました。特質はサイコロで変更しましたが・・・どうでもいいか(笑)

その日、結局、メイシーのことは話しそびれ・・・。

第2子妊娠が判明。

ますます言いだせなくなってしまいました。

ぶっちゃけ、世帯に誰を入れようが、鷹揚なシムたちは別に気にしない。だから、「言う」「言わない」というリアルな手順を踏む必要もないんですけどね。

その辺はロールプレイというか、うん、妄想したい。

『なに? メイシーを家族にしたい? それはまた・・・ミューズは何て?』
「まだ言ってないんだ。お腹に子供がいるからね、そっちの方が今は重要だろう?」
『・・・君は勇者なんだかバカなんだかわかんないねえ・・・』

そうね。

サブリナは子供を、ハーウッドは秘密を、それぞれのお腹に抱えて数日が経ち、クレイ家に女の子が加わりました。

名前はカミーユ。言わずと知れたカミーユ・クローデルから命名。
ちょっとツライ人生を送った人だけど、女の情念を煮詰めたような作品が好きなんです。

さて、どっちに似てるかな。女の子なので、なるべくサブリナがいいな(ごめんハーウッド)

またもやメロメロお父さん。

でも、そろそろ言わないとね。

「メイシーとね、家族として一緒に暮らせないかと思ってるんだ」
「・・・」
「あの子は、まだ若いうちに火事で死んでいてね、望んでいた『家族を作り上げる喜び』を知らないんだ。そして、今は、それすらも忘れて彷徨ってる。昔の奥さんとしてじゃなく、娘のように心配で」
「・・・」
「ボクは君と家庭をもって、暖かさと幸せに本当に救われた。だから、君が作ってくれているこの家なら、彼女に家族の幸福を実感させてあげられるんじゃないかって思うんだ。そうしたら彼女も、『自分は何でもない』なんて感じなくて済む」

「『何でもない』?」
「うん、そう言ってた。それはとても悲しいんだ。ボクがそうだったから。でも、それが『悲しいこと』ってことすらわかってないのは、より悲しい」
「・・・」
「もしできれば。君がいいなら」

「そういう聞き方は・・・ズルイわ」
「・・・ごめん」

「ちょっと考えさせて」

まあ悩むよね。

死んでしまって記憶もないとはいえ、愛し合って結婚までした昔の奥さんを家に入れるんだもんねえ。

人生という積み重ねのあるハーウッドはともかく、ニューゲームと同じ状態で世帯に入るメイシーの方は、感情が揺れない保証がないわけで。しかも、ハーウッドの言う「家族を作り上げる喜び」っていうのも、もとはと言えば、ハーウッドと叶えたかったんだし。

サブリナとしては、嫉妬も勿論あるんだけど、そういう部分も気がかり。むしろ残酷なんじゃないかって。

でも、だからといって、ハーウッドを譲る気もないわけです。

そもそも、幸福になるよう努力して家庭を作ったのもハーウッドとのためだ! 誰かのシェルターじゃなく、自分と愛する人の居場所として作ったもんじゃい!!

けどまあ、ハーウッドの言い分も、まったく理解できないわけじゃない。

サブリナにだって、ずっとぼんやりとした孤独感・・・世界への居心地の悪さ、みたいなものがあって、メイシーの気持ちも推し量れないわけでもないんですよ。

「メイシーは、あくまでただの家族として迎え入れるのよね?」
「ボクの奥さんは君だからね」

「私は、まず第一にあなたのファンだから、あなたの決めることに反対はしない。でも・・・妻としては、とても複雑なの」
「うん」
「人は所詮1人だから、こんなこと言っても無駄だってわかってる。でも、それでも約束して。ずっと私を愛してね」
「ああ、もちろんだ」

「ずっと」なんて約束、叶えられないことの方が多いのはわかっているけど、それでも応えてほしい女心よ。

先へ進む儀式のようなものなのでしょうね。

「なら、引っ越さないとね。ここで5人は手狭だもの」

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