スターライト・ショアのマスター・マジシャン、スティーブ・カップ氏は「子供嫌い」です。

そろそろ老齢になろうというまで気ままに生きてきた独身セレブ男なんて、いやー、苦労しか見えないのがわかっているのに、スターを夢見るマイシム「アンジェル」ちゃんはカップさんに夢中。

スターの割には普段着がルームウェアかと見まごうくらい地味ってあたりに、なんとなくカップ氏の地金が妄想できたりして楽しいんですが、それはまあ置いておいて。

遊べる施設に「写真撮影ブース」というウフフスポットがあるスターライトショア、ピッチピチの若い彼女にカップさんも発奮、会えば撮影機を揺らしまくりハートが舞い散りいかがわいい写真を破り捨て、やがてアンジェルは彼の子を妊娠したわけです。

マネーもステータスもあるカップさんは、高慢な性格も魅力なんですかねえ、そりゃあまあモテます。

この後、この場にいる女性全員から、ロマンティックアクションされてた。

そんな彼をガッチリホールドしたかったのか、単に適齢期のアンジェルが優秀な遺伝子を欲しがったのか、それはわかりません。でも、純粋に「大好きな大好きな彼の子が欲しい・・・(ハートきらきら)」って感じじゃないんだろうなあ。この娘、野心家だしなあ。

あ、また気持ちを妄想してたら話がそれた。

諸般の事情によりこの写真だけ季節が違いますが、気にしたら負け。

そんなわけで、妊娠の報告をするため、彼の家を訪ねることにしました。

はてさて、「子供嫌い」シムは、妊娠を喜んでくれるのか。

「スティーブ、子供ができたの!」

「・・・」

ほーら、こうなる。いかにも「やっべ、めんどくせえ」(若者風に心情を意訳)って顔だよ、こりゃ。

「・・・喜んでくれないの・・・」
「あー、うん」
「・・・」

「産むつもりだよ・・・な」
「・・・なにそれ」

あ、地雷ふんだ。

「もういい! あなたが子供好きじゃないって知ってたけど、それでもひどい」
「そんなつもりじゃないんだ、ちょっと・・・戸惑って」
「なんでよ。身に覚えあるでしょ。もういい」

あーあ、怒らせたー。

うえーい、こういうの、私は大好物よー。修羅場! 修羅場!

ツインブルックほどじゃないけど、住民の口が悪そうなスターライト・ショアですから、もうちょっとストレートに「身に覚え」な部分を言いそうですけど、その辺はまあ、脳内で各自変換してください(笑)

と、ここでちょっと面白くなったプレイヤー、カップさんをアクティブにして心の中を覗いてみることにしました。

したらさー、「アンジェルと結婚する」って願望出したんだよねー。アクティブになってすぐのシムは、基本的にどーでもいいような願望を連発するんだけど、それを押しのけて「結婚する」。

ま、子供嫌いであって誓約嫌いじゃないからね、一応、責任を取る気はあるみたいです。

「アンジェル、すまない、君を傷つけた」
「・・・」

カップさん、プンスカしている女性の扱いには慣れてますねー、まずは下手にでます。

「キスをさせてくれ」
「・・・」

はい、手綱にぎった。

「実は、前から思っていたんだ」
「・・・」

「結婚しよう」
「・・・!?」

うそつきめ。前から思ってなんかいなかったでしょー。今思ったんでしょー。

ま、こういう駆け引きも大人の恋愛。正直に話すばっかがいいわけじゃないしね。

「愛してるよ。子供のことは・・・努力はするさ」

アンジェルにも、多少の思惑はあっただろうしねー。茶番を演じている自覚もあったでしょうよ。

そして、多分、それもわかってるカップさんでしょう。

やれやれだ。

ただのレポートのつもりが思いのほか長くなったので、子供ができてからの「子供嫌い」は<子育て編>にて。

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