いくつかのワールドをプレイしてみて、やはりサンセットバレーのバランスは素晴らしいなあと思い直してきた。
改めて、ちゃんと遊んでみた軌跡。
いつものことですが、古いデータはとりわけ写真が少ないです。
あと、途中でゲームオプションを頻繁にいじった故の不可思議な箇所があります。
言い訳をいっぱいしとくスタイル(笑)
いつも誰かしらが集まり、賑わっているサンセットバレーの目抜き通り。
ご多分に漏れず、物語はここから始まります。
この街の新しいスタイリストは、自分の顔を売るために、とにかく色々な人と仲良くならねば! と、暇な時はいつもここにいます。
いやあ、見てるだけで楽しいねえ。
あ、そうそう、彼女の名前はアドリアナ。アドリアナ・カイザー。
いつも似通った顔で恐縮です。
モーガナ・ウォルフさん、べべ・ハートちゃんと特に仲よし。
プレイヤー的には、できれば、これまで絶対に恋に発展することがなかったコナー・フリオとくっついてくれたらいいなあと思っています。
が、そのアドリアナが密かに気になっているのは、夕刻に必ず出会う、シルクハットの紳士。
ガンサー・ゴス。
ガツガツしたところのない生来のお金持ちで、街の名家の主。ちょっと気難しいけれど、人当たりは悪くなく、街の人たちも積極的に挨拶しにきます。
性格に共通点が多いというわけでもなく、家の格も全然違うので、特に恋愛に発展する要素もないと思っていたのだけれど・・・。
何が気に入ったのか、毎日毎日、ガンサーさんから積極的に話しかけてきてくれます。
※この先、夕方~夜の写真が続くので、画面がとても暗いです。
「今日は暑いですね」
「お仕事は順調ですか」
「この間、こんな本を読んだんだけれど」
吹き出しから察するに、こんな他愛のない会話をしているだけだと思うのですが・・・そんな風に優しくされるので、アドリアナは段々とガンサーに惹かれているようです。『キスしたい』と思うレベルには。
でもまあ、お似合いの妻と子供がいるのですから、うん、ダメよね。
・・・という倫理観をヒョイと乗り越えてくるのがシムたちの世界。
ある金曜日、いつものようにガンサーと他愛ない話をしていると。
あーあ、ロマンチックモード入っちゃった。
こうなると、アドリアナの気持ちも加速してしまいますね・・・まずいな。
そしてふと、彼が言い淀み。
「・・・明日・・・」
「・・・あす?」
「・・・いや・・・」
「やあ、ガンサーさん、まだまだだいぶ暑いですねえ」
「ああ、ボイドさん」
「この間食べたレストランの新作がね、美味しくてね。今度一緒にいかがですか」
「・・・そうですね」
ガンサーは、いつも誰かしらから話しかけられているので、会話が中断することも珍しくありません。
この時も、ボイド・ウェインライトさんが、話に割り込んできました。
そして背後には・・・むむ。
ガンサーの義妹、アグネス・クランプルボトムが・・・!
アグネスはガンサーにイライラしたと思うや否や、さっと別の場所にいた、姉でガンサーの妻コーネリアにチクりに行きました(笑)
「ちょっと姉さん、お義兄さんが・・・!」
「・・・それ、だれ?」
嫉妬や怒りの矛先は、旦那ではなく相手に向かいがちな女性の心理。
一直線にアドリアナに向かってきました。
ひー、こわい。
話していたのは普通の会話だったけど、妻の凄みに気圧されるアドリアナ。
そんな中、息子モティマーのことを考え、何かを迷っているようなガンサーに、プレイヤーの心は痛む。
うん、家族は大切。アドリアナ、彼はやめよう。
でも、運命は動きだしてしまったようです。
次の日、日がかげってきた夕刻、彼から呼び出されて。
長い長い時間、言葉を交わし、距離が近くなって。
「すまない」
「・・・いいの」
滝の音だけが響く夜。
誰もいない、誰にもわからない夜闇の中、ついに彼と彼女は一線を越えてしまったのでした。