不倫相手ガンサー・ゴスとの間に、息子ギルバートが産まれたアドリアナ・カイザー。
子供は可愛くて、幸せをかみしめつつ、いつか別れなきゃと思いつつ。
あ、そういえば、アドリアナのヘアスタイルを変えました。前のは、ちょっと頭が大きく見えるなーと気になっていたので。
※今回、写真にお見苦しい点が多い+やや大人な1枚がありますがご容赦ください。
日々はすぎ、冬がきて、アドリアナとガンサーの子、ギルバートがハッピーバースデー!
ケーキを吹き消し、服装と髪型を決め、ケーキを食べたすぐ後、ギルの携帯電話が鳴りました。
「お父さん!」
ガンサーからでした。
私は単純なので、この時の感動たるや、もうね。
子供の誕生日に、別世帯の父親から電話がかかってきたことって、これまで1度もなかったので、なんというか、本当に嬉しかったのです。
まあ恐らく偶然でしかないんだけど、でも、偶然であるからこそ意味がある! です。
「うん、明日から学校だよ。僕、けっこういい成績とれると思うんだ」
ギルバート君は、ちょっとマセた小僧って感じですね。
特にネガティブな特質はつけてはいないものの、ゴス家の少し難しい部分がほんのり遺伝しているイメージ。
そして、この輪郭は、多分、ガンサー似な気がしています。
「これからママとお祭り。スケート教えてくれるんだって。うん・・・うん。お父さんも風邪ひかないでね」
前回でも書きましたが、受胎や電話やその他、偶然やクリティカルなタイミングが本当に多くて、このあたりで、「このプレイは特別だな」と思い始めました。
先のことはどうあれ、行く末を見据えたいなあと。
運命を感じたというと大げさですが、でもね。
ガンサーは既婚で、ゴス家の家族のことを考えると、全てがハッピーで終わることは決してないのですが・・・まあさ、割と人生ってそんなもんだからねえ・・・と、いきなりシムズに人生を感じだすプレイヤー。気楽にやれ(笑)
ギルバートが産まれた時に、不倫の関係は終わらせなければと思っていたくせに、こんな流れもあり、結局、アドリアナはガンサーと別れることができてません。
これまでと同じように逢瀬を重ねております。
それが、やっぱり結構しあわせで。
リラックスしているガンサーさんは可愛いなあと思ったりもして。
そして。
「ママ、赤ちゃん生まれるんでしょ。ちゃんと準備してる?」
今度はアドリアナからの「赤ちゃんを作ろうとする」で、2人目の子供を妊娠したのでした。
次に子供ができたら、その時は関係を終わりにしようと思っていました。
それは、プレイヤーが決めてました。
「別れなくちゃ」と思ってから、存外時間がかかってしまったけれど。
シムの世界の倫理観は割と緩めですが、やはりガンサーのパートナーはコーネリアであり、アドリアナは「恋愛対象」、友達の1つ上でしかないのです。
たとえ、夫婦間の友好ゲージがマイナスであってもね。
妊娠が判明して以来、ガンサーとは会わずにいたアドリアナですが、出産間近のある日、家に帰ろうとしていたら、遠くにいたガンサーからのアプローチがありました。
つかつかと近づいてくるガンサーが何をするのかなと見てみたら、「(イグルーで)ウフフなことをする」・・・え?
Modの子づくり頻発現象は、この時、すでに調整が終わっています。
何より、これまで、ガンサーやアドリアナが公共の場で決定的な行動を選ぶことはありませんでした。たとえフリーウィルでも。
本当に、「なんでそんなにわきまえてるの」と言いたいくらい、2人は外では(それなりに)よそよそしかったのです。
なのに、ウフフ吸引力が異様に強いとはいえ、イグルーでウフフを選ぶなんてなあ・・・とビックリしてたら、アドリアナの陣痛が始まっちゃったよう。
この後の写真が全然ないので、どう出産したか全く記憶になくて、いきなり幼児まで飛んでしまって何ですが。
産まれたのは女の子。名前はやっぱりGをとって「ガートルード」。
金髪はアドリアナ似。
ギルバートは、いいお兄ちゃんしてますね。
父親が家にいないからか、なかなかしっかりと家を守ってくれています。
まあ、小学生にそうさせちゃってんのはどうなんだろうかね、と思うんだけども。
定期的に来訪するガンサーも、ガートルードを可愛がってくれています。
彼にとっては、初めての娘になるのか。
出産の時に彼がそばにいて、そのまま病院の流れで付き添う形になってしまったので、結局、「ガンサーと会わない」という決心は崩れました。家で産もうと思ってたのに・・・ほんと、何度も何度も別れるフラグをへし折られるよなあ・・・。
家に来ては愛し合い、そしてまた帰っていく。
何度もそれの繰り返しです。
それだからこそ、情熱的なのかも知れませんけれど・・・。
※ぼかしてますが、肌色多いです。すみません。
「いい加減、終わらせなければな」
「・・・決めたのね」
「きれいごとを言うつもりはない。その時が来たら私自身の言葉で伝えるから、それまでお前は何も言わないでくれ」
「それまでって、いつまで?」
「近いうちに」
「そう・・・」
大人の恋愛に大人なウフフがあった方が自然だろう、ということ(と興味本位)で、大人なウフフModも導入しています。
ただ、色々と差し障りがあるものでもあり、滅多に発動しないよう、確率はかなり低く設定しています。なので、今後も、積極的に公開することはありません。
それでも不快に思われた方にはごめんなさい。
逆を言えば、これが出る時は何かしら重要な時、というマイルール。
そして何より、今回は写真が少なくて、使わざるを得なかったのです。
と、また言い訳ばっかですね。改めてゴメンナサイです。
ガンサーからの決意を聞き、いずれ彼との関係が絶たれる日のために、アドリアナはギルバートに聞きました。
「お父さんがいなくて淋しい?」
「うーん、淋しいかもしれないけど、別に大丈夫かな」
「そっか」
「お父さんがいなくても、僕がママを守るからね、大丈夫だよ」
「それはとても頼りがいがあるわね。でも、ママだってギルを守れるくらいには強いのよ」
「ママが強いのは知ってるけどさ、でも、虫歯には負けるでしょ」
「虫歯? 虫歯には勝てないわねえ・・・」
「僕、こないだモーガナおばさんに、虫歯菌をやっつける歯磨きの仕方を教わったんだ。だから虫歯より強いよ」
「そうなの? すごいわ」
「このうちで男は僕だけだからね」
「うん、ありがとう・・・」
この母子は、本当によくおしゃべりをしています。特にギルは家が大好きで、外に遊びにやっても、すぐに帰ってきちゃう。
ともに「家族志向」だというのもあるんでしょう。
ギルバートはとても大人びていて、行動もあんまり子供っぽくないんですよね。
すでに老成しちゃってる感じというか、落ち着いていて、細かいことによく気づく子です。
環境のせいもあるよね、きっと。
あの日以来、これまでにないくらい長い間、ガンサーとは会わず、電話もせず、すっかり母子家庭として落ち着いたカイザー家。
ガートルードも順調に幼児期を過ごし、そろそろ小学生になろうとしています。
アドリアナは、幼児の最後の仕上げとして、仕事が終わってすぐ、娘を図書館に連れてきました。
「うん、この本も読み終わった。ガートルードはすごいね。でも、そろそろ帰ろうか。本を戻してくるから、だっこはちょっと待ってね」
その時。
「私が抱こう」
聞きなれた声と、シルクハットのシルエット。
「帰るぞ」
ガンサーはコーネリアと離婚し、アドリアナと、そして子供たちと、ともに暮らすことを選びました。
元妻と成人した息子に豪邸も財産も何もかも残し、ただ彼だけを持って。
花の咲き出す頃でした。
のんびり不定期に、つづく。