ガンサーとアドリアナの結婚に、宇宙からのプレゼント!

・・・隕石が落ちたよ。

「おい、お前・・・ずいぶん大きくなったんじゃないか」
「ははは、そうなんですよ。ヨメの飯が美味しくて」

さて、早朝から仕事に出ていたガンサーは、自宅が隕石に突撃されてたのも知らず、かつて同居していたクリストファーとおしゃべり中。

・・・クリス、やっぱ肥えたな、おぬし。
毎日毎日エマさんのうまい飯を食っているんだろう。いいなあ。

隕石落下直後の大惨事には大騒ぎしたものの、実質的な被害は庭だけ。ガーデニングの大部分がパーになった以外は、普段通りの生活が送れています。

まあ何であれ、家に4人いたのに誰も犠牲にならなくてよかったよ、ほんと。

このまま庭を何とかしようかねーと思ったんだけど、ガンサーとアドリアナが正式に夫婦になったことだし、タイミングもいいので家を建て直そうかという気分に。

ちょうどこの頃は、TSRさんでユーザーメイドのロットをダウンロードするのにハマっていた時期でもあり、これまでの自分のリフォームが素人丸出しでいやだわぁと恥ずかしくなってもいて、いかにも「建て増ししました」っていう家を変えたくなったのが本音。

そんなわけで、住み慣れた「モダーンハウス」カスタムを、えいやっと更地にし、かわりに新しい家を建てました。

TSRさんからダウンロードさせてもらった「Marquez」です。

ただ、間取りから何から、全て一旦さらにして部屋を組み直しているので、実質、外観のみ使わせていただいたという感じになりますね。

ガンサーはゴスの人だから、もっとビクトリアンというかクラシカルというかゴシックというか耽美というか、そういう雰囲気の家がいいかと、かなり迷いました。けど、前の家庭との対比のモチーフにもなるし、後は多分に私の好み(重要)から、モダン建築となったのでした。

それでも、中はモダンなりに重厚感を出したつもり。

道に面した側には、あまり窓をおかずプライバシーを確保。海側をばばーんと開放的にして、立地を楽しみます。

アドリアナも制作活動に身が入るでしょう。

「ああ、この眺めはいいな」
「そうね、隕石が落ちたのも、かえってよかったのかも」

夕刻、仕事から帰ってきたガンサーにつきあって、夫婦ともにホットタブで一休み。

「ここで灯台を見ていると、あなたのプロポーズを思い出すわ」
「思い出すというほど、昔の話ではないだろう」
「そうなんだけど。私にとっては、すごく印象的な日だったから、かえって昔の話みたいな感じがする」
「夫婦でいることに馴染んでいるととらえておこうか」
「ふふ、そうね」

夫婦仲も上々のまま、アントワーヌが小学生になりました。

彼の幼児期後期は、隕石からの流れでバタバタしておりまして、タイミング的にケーキふーをせずに成長です。ごめんよ。

予想に反して何やらシリアス顔に成長したもので、完全に見た目のイメージから「一匹狼」をつけました。あと、スポーツ好き。なぜそれにしようとしたかは記憶にない。

幼児がいなくなって生活に余裕ができて、アドリアナは再び街に出るようになりました。

交流しないとね、交流。

ガッスン(ガス・ハート)が何か言いたそうですが、とりあえずスルーしとけ。どうせろくでもないことだから(笑)

ある夏の日の夕方、ガートルードのバレエの発表会に家族揃ってお出かけです。

ああ、もうそんな時間が経ったんだ。ガートルードも小学校卒業かぁ・・・。

こうやって、イベントのたびにしみじみできるので、ジェネレーションズは本当にいい拡張です。
子供の成長って、いいものよね。

そんなプレイヤーの「しみじみ」も、シムたちにはあんま関係ないようで。

車に乗せそこねて、チュチュを着たままチャリで爆走する主役。

リアルでこんなん走ってたらビックリするわ(笑)

発表会が終わったあと、先に行く母に追いつこうと、走って追いかけるギルバート(マザコン疑惑)

個性豊かな(?)上の2人と違い、ちょっと学校が苦手なアントワーヌ。

「一匹狼」ですから、1人で過ごすのが大好き。人といると疲れちゃう。
学校へ行っている間は、常に「人がいっぱいだ・・・」とマイナスムードを出しっぱなしです。

「学校は嫌いか?」

明け方、難しい顔をしてプールを見つめるアントワーヌに、ガンサーが話しかけました。

「嫌いじゃないんだけど・・・1人で遊ぶ方がいいな」
「そうか」
「ギルバートもガートルードも楽しそうだけど、僕はちょっと面倒。人が多くて疲れちゃうんだ」
「そういうのもあるな」

「でも、先生はみんなと一緒に仲良くしなさいって言うんだ。一緒にいなくたって、僕は友達は大事だよ。それじゃダメなの?」
「大人になると、むしろ、そういうつきあいこそが大切になるんだ。自分の世界と人の世界が違うって知るからな。お前は少し大人に近いんだろう」
「僕、このままでいい?」
「ああ、それがお前の個性なんだ。それはそれで大切にしなさい」
「でも、また先生に注意されるのはイヤだなあ」

「お前の個性に悪いもダメもないんだ。大切なのは、自分がどういう人間か、ちゃんと伝えることだ。そして、きちんと戦うことだ。癇癪をおこしたり、逃げたり、ごまかしたりする方が、父さんは卑怯だと思う」
「ケンカするの?」
「戦うのとケンカは違う。主張するだけなのがケンカで、解決しようと努力するのが戦いだ」
「難しいね」
「ああ、父さんだって、お前よりずっと大人になっても、まだ戦ってるんだからな。それくらい難しい」

「父さんも?」
「元気が出ただろう?」
「うん」

ガンサーは本当にいいお父さんですね。

在宅中、いつもは大抵仕事をしているかアドリアナとイチャイチャしているかなんですが、アントワーヌが1人で難しい顔をしてプールにいたら、すぐに駆けつけて話をしてくれました。

あなた、本当は高性能AIで生きているんじゃないの? って思うことが本当に多いわ、このプレイは。

子供は子供なりに悩みを抱えて、成長し続けているガンサー一家なのでした。

のんびり不定期に、つづく。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。