リアル知り合いが読んでないからこそ書ける、黒歴史もののポエムから始まりました、モンテ・ヴィスタ。
前回の話の解説から始めましょう。

彼女の名前はメルセデス。
プレイを開始して、情熱的なモンテ・ヴィスタの男性の誘いに少し引きつつ、順調に人間関係を築きあげていきました。
そんな中、彼女が「キスしたい」を出したのが、ほぼ同時に2人。
複数の「キスしたい」が出た時、一旦全部キャンセルして、その後、1番最初に再度「キスしたい」が出る人にアプローチする、というのがマイルール(2度と出ないこともあるけど)

ここで、一旦、別データでセーブ。
なぜか、メルセデスの髪色とファッションを変更。
思えば、なんか妙な直感が働いたのかも知れない。

そして彼女が恋をしたのは、なんと老齢のルイス・トレドでした。
以前のヘンリー・シモビッチ氏も老齢でしたが、彼の時は、まだフリーウィルプレイをほとんどしていず、あまりシムの意志を感じることはなかったので、年齢に対しても、さほど意識はしていませんでした。
しかし、今回はほとんどフリーウィル。よりシムの気持ちを妄想してしまう環境です。
動揺しました。

が、ルイスというシムは、これがまあ優しくて暖かな包容力のある紳士でして、すぐに「あー、ルイスいいわあ」と、メルセデスと同じで目がハート。
おじいちゃんなんだよ。毛髪もだいぶ残念だし、シミもシワもあるし腹も出てるし、ただのじーさんなんだよ?
でも、なんか素敵なの、ルイス。
父性をとても感じるからかなあ。


メルセデスとルイスはすぐに恋愛対象まで進み、フリーウィルで放置しておけば、一緒に過ごす時間のほぼ全てをロマンス交流しているほどの仲の良さ。
こんだけラブラブしてるのも珍しいなあ、よかったねえ、と、微笑ましく見守ってたのですが。
ですが。
いつも、システムは私のためらいを見抜きます。

ルイスは別の女性・・・豪邸に住むライア・ラジさんとも恋愛対象になり、あっという間に婚約。
「恋人にしたいけど・・・老齢・・・うーむ」とか思って躊躇してた一晩の出来事でした。
なんか、ロレッタの時に同じことあったぞ。
シムたちは、好きな人ができると古い人をあっさり捨ててしまうので、パートナーの奪い奪われは、シム世界では別に大したことじゃないんでしょう。
だから、「パートナーと別れるように言う」の重みは、さほどないとはわかってる。
けど、私がダメなのー。
恋人から奪うのだって、相手の気持ちを思うと辛くて苦悩するのに、婚約してたら、尚更じゃないー。

しかも、ライア・ラジさんとメルセデスはお友達。
プールパーティに呼んでもらい、特質も似ていて話も合う。
悪いシムじゃないことはよく知ってます。

だけど、ルイスとの仲もとっても深く、メルセデスも幸せそうなのに、彼女を傷つけるのはいいのか。どうなのー!
「婚約」しちゃったのはでかいよなぁ・・・関係の重みが違うもんなぁ・・・。

と、プレイヤーが勝手にうんうん唸りながら悩みまくり、結果、ルイスの意志を尊重して、恋愛関係を解消することにしました。
こういうところ、私がSims3の楽しみの幅を狭めてしまっているんじゃないかと悩むところです。
もっと奔放になってもいいと思うんだけど。
たかがゲームなんだ、とはわかってはいるけどねえ・・・(苦悶)

その後、公共の場で一緒になれば、ルイスは共通の知り合いに失恋のこと話して深く嘆いている(ように見える)し、

メルセデスはずっと彼を目で追ってるし、ほんと、もう心が痛くて死にそうだったわ。
そんなに別れたのが辛いなら、なんで二股かけたのよ、ルイス!
と、恨み言の1つも言いたい。
言いたいけど、パートナーになってなかったのが悪い。
先に進めなかったのは私。
曖昧にして、人間関係の楽しい上澄みだけ得ようと思っていたのが悪いんです。
で。

もう辛くて辛くて、この先の展開とか見るのも嫌で。

彼とつきあう前、まだ友達でいた過去(という名のセーブデータ)に戻ったのでした。
あの時、もう1人の「キスしたい」相手を選んでいたらどうなった?
そうして、if世界、別の世界線でのプレイが始まりました。

この世界で彼女が選んだのは、若くして夫に先立たれた妹と甥を助けるためにモンテ・ヴィスタに来た、ルイジ・リカルド。
ルイ「ス」とルイ「ジ」、「トレド」と「リカルド」名前が似てるのは偶然なのかどうなのか(笑)


ルイジはルイスほどスマートに女性を扱える感じではないんですが、それでもマメにデートに誘ってくれたり電話くれたり、不器用ながらの好意は伝わってくる気がします。
画家のメルセデスが絵を描いている間、静かに本を読んでいる「本の虫」。
ルイスの時のような乱れ飛ぶロマンチックはないけれど、なんか一緒にいて落ち着きます。

そんなわけで、彼女と彼は恋人になりました。

そのまま、「命知らず」ルイジの「危険なウフフ(妊娠確率10%)」で、一発妊娠したよ・・・ひぃ・・・。