サブリナとハーウッドは、「エゴの巣」で一緒に暮らすことになりました。
短期間で3回、こんだけ引っ越してくるよう言われるプレイは経験がなくて、今でもちょっとしたバグなんじゃないかと疑ってる(笑) ま、話に動きが出たので結果オーライ。
どうあれ世帯は統合されました。そのままサクっと進めてもいいのですが、ちょっとやることが。
エゴの巣は、水面に浮かんでいるようで素敵ですね。
それはともかく。
ツインブルックの男性は、他の街と比べると、ええと、あーと、まあ、顔だちも個性的な方が多いです。といういか、個性的フェイスしかいないと言っても過言ではあるまい。一番無害なイケメン顔ってグッド氏かなあ? いや、この辺は好みだけど。
シムたちは顔面のことなんて全然気にしないんだろうけど、モニターのこっち側で見ている立場としては、やっぱり顔は気にしてしまいます。子供にも影響するしさ。
で、ハーウッド自体も決してイケメンではないわけです。そもそもじーさんだし。でも、彼の場合は、素地がどうとかいう前の問題だと思うのよ。
ということで、まずはうっとうしい前髪を切って、眉毛チェンジ。大抵のシムはこれで雰囲気が変わるからね!
そして、謎の黒いアイシャドウを落とす。アイラインはとりあえずそのままです。
あとは、小さすぎるアゴを少し調整。
前にも書いたような気がしますが、小さいアゴが遺伝した子供は、舌がアゴを突き破って出てきてしまうんです。ピンクの髭みたいに。ブリッジポートのベリサマちゃんとかね。
大人になれば自然と直るけど、ちょっと可哀想。
でも、あんまりやりすぎると「誰?」ってなるから加減が難しい。
最後に、簡素すぎる服を変更して、はい、アクティブ版ハーウッド・クレイの出来上がり! 肌の色が少し違うのはライティングの違いです。
メガネをかけたのは、老眼だろうから。それだけ(笑)
見た目そんなに悪くないと思うんだけど、まあそれはひいき目かしらね。
ハーウッドがやる気を出したということで、彼の生涯の願望、「ダ・ヴィンチの子孫」達成を目指します。
彫刻・絵画・発明でスキルMAX・・・彫刻と絵画はともかく、発明はゼロからのスタート。先は長そうです。老齢の残り時間をやりくりして、頑張れ、ハーウッド。
そんなわけで、新生活が始まりました。
彼の生涯願望達成のために、サブリナはサポートに回ることにしたようです。
まあ、憧れのアーティストの活動再開に自分が関われてるの自体が嬉しいでしょうね。
2人の関係も恋人同士に。
ハーウッドは音楽キャリアを辞め、彫刻家に転職して、毎日作品を作っています。しかし彫刻は時間がかかるねえ。
サブリナは画家ですから、家事が終われば一緒にスタジオに籠ってお仕事。
バタバタしているうちに、ツインブルックに冬到来。
冬が来ると、あっという間に雪が降って景色が変わりますね。
この機会に、離れになっていたアトリエと母屋をつなげました。アトリエに行くたびに上着着るの面倒だし。
家の変化とともに、住人にも変化が。
・・・行かないとね。
雪の中ハーウッドが訪れたのは、ランドリー。
ここの裏には、「メイシー・クレイ」という名のお墓があります。(今は雪に隠れて見えないけど)
若くして焼死した、ハーウッドの元妻のお墓です。
メイシー、ボクに子供ができたんだ。驚きだろう?
君がとても欲しがってた家族を、ボクだけ持ってしまってすまないね・・・でも、ちゃんと子供の父親になりたいんだ。
だからサブリナと結婚するよ。
はい、サブリナが妊娠したんです。
老齢だとなかなかできないと思っていたんですが、サブリナからの「赤ちゃんを作ろうとする」1回で成功です。
ハーウッドは、妊娠を聞いてすぐに「結婚する」願望を出しました。瞬時に。
でも、幼い頃に親から愛情をもらってなかった彼の心中には、結構な不安があるんじゃないかと思います。
メイシーへの報告を終え、ランドリーのドアを開けると・・・。
「やあ、ファン」
「やあ親友、心の友よ。久しぶりだ。君のミューズは元気かい」
そこにいたのはハーウッドの永遠の親友、ファン・デアラーさんでした。ツインブルックの変人王。
「そのことでメイシーに報告に来たんだけど、まさか君までいるとはね。運命かな」
デアラーさんは、メイシーの双子の姉妹レイシーと結婚していましたが、メイシーと同じ死因で妻を亡くしています。
「サブリナが妊娠したんだ」
「本当かい? すごいな」
「それでね、彼女と結婚することにした」
「そいつは二重に素晴らしい! 君は全てのジジイに希望を与えたよ」
「・・・そうだね・・・」
「・・・これは確かに幸せなんだけど、でも、本当に現実なのか、わからなくなることも事実なんだ。ひょっとしたら恐ろしくリアルな夢を見ていて、本当のボクは、あの家で1人でじっと絶望してるんじゃないかって、そんなことを思ってしまう」
「・・・」
「ボクは大丈夫だろうか? 家族になれるんだろうか? 幸せでいいんだろうか?」
「年寄りはホント、こねくり回して考えるからイヤだね。やりたいことをやって、好きな人がいて、愛すべき子供が産まれる、それだけが現実さ」
「・・・そうかな」
「君は昔から怖がりだね、ハーウッド。いいも悪いもないよ。今が幸せだから幸せ。ブラボー! 過去も未来もそうやって作られるんじゃないのかい? 単純なもんさ」
「ああ、君はサブリナと同じことを言うね。ボクの大切な2人がそう言うなら、それがきっと正しいんだろうな」
「なに、私と同じ考えだって? 君の女神は見どころがあるぞ! ますますバンザイだ!」
「本当におめでとう、ハーウッド。また君にこの言葉が言えて嬉しい」
「ありがとう、ファン」
ジジイにはジジイの重みがある。勿論、ババアにも。
世捨て人っぽくはあるけど常識人なハーウッドと、全てにおいて「変な人だよね」っていうファンが永遠の親友なのも、色々な積み重ねでそうなったんでしょうね。
そもそもハーウッドはいつツインブルックに来たんだろうか、とか、亡くなった妻たちのこととか、ファンの家がかつて火事になってることとか、大変に妄想しがいのある街です。他のシムにも何やら因縁があるみたいだし、ツインブルックは今の1つ前の世代が面白そう。
実際に妄想しだすと止まらなくなるので、まずはハーウッドとサブリナを見守ることにします。
サブリナは、間もなくクレイになります。
メイシー・クレイとレイシー・デアラーの人物像については、公式で確定されたものではありません。
あくまでも、このブログでの設定です。