4人目の子供ヘンリーの誕生、長女カミーユの独立を経て、ハーウッドとサブリナは、夫婦としての絆をより深めるのでした。
ピンクダイヤがようやく見つかり、ハートカットの条件、宝石10種類発見まで2種類。
ほんと、大変だわ、このチャレンジ。
チャレンジを達成したからといって、シムボットが必要かというと、またそれはアレだし・・・。
愚痴はいいとして(笑)、こないだ生まれたと思ったヘンリーが、小学生になりました。
オーギュストは学校、メイシーは何かで出かける予定があって、両親だけでのお祝いです。
久々に生まれたし、黒髪が懐かしいこともあり、長男フィリップが小学生の時と同じ髪型にしてみました。
ハーウッドの小さい頃って、こんな感じだったのかな。
ああ、そういえば、今回、ハーウッドは「子供を寄宿学校に入れる」願望を出さなかった模様。
ふっ、オーギュストの時、実は淋しかったと見える。
今度はちゃんと家にいるよ。
せっかくだったので、ケーキを食べた後、一緒にお祭りに行って、写真を撮ったり、アイスを食べたり。
お父さんお母さん独占で、ちょっと得したね。3人集合の写真がなくてごめんよ。
ヘンリーは、芸術家肌の特質は持ってますが、親の希望でつけた「天才」の特質の方が強く出ているらしく、イーゼルに向かうよりも、チェス盤に向かっている時間の方が長い。
お父さんとも互角にやりあいます。
もうちょっと大きくなったら、ランクマッチにでも挑戦させようかしら。
あ、あと、お母さんラブ。
そこ以外は、かなりドライというか、クール男子です。これまでの子にいなかったタイプ。
スチャラカなオーギュストと並んでると、兄がとてもお子ちゃまに見えます。
そんなわけで、ヘンリーも学校に通い出しました。
なかなか順調に成績があがってます。友達はやや少ないけども。
ある夕方、いつもの場所でハーウッドを待っていたサブリナの背後から。
「・・・元気か」
「うん。ボビーは?」
「変わらずだ」
「そういえば、おめでとうが遅くなってごめんなさい。お子さん、小学生になったのよね?」
「ありがとう」
ボビーとスカウトは、そろそろ老齢に入ろうかという年になって、ようやく子供を授かったんです。
人んちのことながら、アナウンスが出た時に拍手したよ、私は。
ヘンリーよりはちょっと年上だけど、同じ時期に学校に通う感じになりますね。
「・・・正直、あの時、無理にでも君と一緒に、と思うこともあったが、息子が本当に可愛くてね。遅くできた子だから余計だろうな・・・スカウトも、仕事をセーブして子育てをしているよ。少し熱心すぎるきらいもあるが、幸せそうだ」
「そうなると思ったもの・・・私じゃダメよ」
「ああ・・・いや・・・本当は、まだよくわからないんだ。だが、こうにしかならなかったとも思う」
「今は今よ」
「そうだな・・・サブリナ」
「なに?」
「君は、まだあの時のこと・・・俺とのことを『失敗』だったと思っているか?」
「・・・それを聞いてどうするの?」
「君と、わだかまりなく、つきあえたらいいと思っているだけだ」
「・・・思ってないわ、ボビー」
「ありがとう・・・ともかく、これからもよろしくな、ヘンリー君のお母さん」
あの時、ボビーとの関係を続けていれば、また何か違ったのかもしれません。でも、それもこれも越えて今があり、穏やかに笑いあえるようになったのなら、よかったのです。
時間っていうのは、そういうもんだ。
秋の深まりとともに、サブリナの誕生日が近づいてきました。
ハーウッドとサブリナは、相変わらずラブラブ(古)
一緒に暮らして1年過ぎていたことに気づかなかったくらい、メイシーは家族の一員。
オーギュストの今のマイブームは彫刻らしい。
どうやら発明の方面に才がありそうなヘンリー。
フィリップには子供が生まれ、カミーユも彼氏ができました。
普通の日常。普通の家族。普通の幸せ。
何の不満もない毎日。
そして。
小学生がまだ残る学校に、隕石落下。
あっという間だった。
どんなに右クリックしても、運命は変えられなかった。
他の多くの子供と同じように、ヘンリー・クレイは、天に召されました。
サブリナは勿論、ハーウッドがもう泣いて泣いて泣いて。
「老いてなお、今ここにいるボクは、君の命を奪って生きてるんだろうか・・・ヘンリー・・・すまない・・・」
ずっとヘンリーの墓前から離れなくて。
時計の針がてっぺんを回ってすぐ。
「ハーウッド!!」
「ボクはいいんだ。もう充分だ。でも、サブリナが、サブリナの心が落ち着くまで、数日でいいから待ってくれ。息子を連れて行ったばかりじゃないか!! 彼女が泣」
ハーウッド・クレイ、没。