「つきあってる子がいるんでしょ? アタシじゃなくて、その子を大切にしなさい」
「何で急にオトナぶってんの? なに? じゃあ、オレとも身体だけの関係でいいっていうの? オマエの男たちと同じに?」
「弟みたいな子と、そういうの無理だから・・・ゆうべは気の迷い。こんなにどうしたらいいかわからないのはイヤ。だから、もうあなたとは寝ない」
「オレは離れないよ。ずっとやるよ。あのオヤジの血が流れてるんだ、それくらいのことは平気だろ?」
「ブロンソン、そういうのやめて」
「憧れてたんだぜ? 好きだったんだぜ? 自分が年下で、制限されていることが我慢ならなかった。他の男にかすめとられていくのを、ただ指をくわえて見上げてた。今、せっかく手に入れたのに、何で離さなきゃいけないんだよ」
「もっとちゃんと、健全にきちんと恋愛しなさいって言ってるの」
「だからお前としたいんだよ、それを」
ティーンとは恋愛できないけど、ずっと仲よしなら、きっとこういう未来。